米国で行われているメンフィスオープン、錦織圭はジミー・コナーズにならぶ4連覇直前
準決勝でサム・クエリーと対戦した。結果フルセットでの勝利だったけど、決して楽勝ではなく、錦織圭の勝負強さが見えた試合でもあったと思う。
サム・クエリーが打つ打つ打つ
ファーストセット、先に錦織圭がサービスをブレークされ、その後15-40からのブレークチャンスがあったのだが、クエリーはどこからでも開き直ったように最初から打つ。
それがことごとく入り、ブレークチャンスを生かせずに結果 3-6でファーストセットを落とす
クエリーサーブも凄いんだけど、フォアハンド、バックハンド共にどこからでも撃ちまくる。錦織圭はクエリーのフォアハンドに集めたりしてミスを引き出そうとしても、クエリーはミスらない。
こりゃまずいじゃん
セカンドセット、錦織圭がブレーク
セカンドセットも立ち上がりは両者サービスキープ。あいかわらずクエリーのサーブとストロークは凄い。
しかし、少しずつ簡単なミスが増えてきているように思う。錦織圭はファーストセットよりも長くストロークラシーを続け、バックハンドに集めてラリーからバックのストレートという、錦織圭にとって普通のパターンに持っていけるようになった。
サービスブレークされそうな場面もドロップショットやサービスダッシュを混ぜて変化をつけてきている
錦織圭は0-40からドロップショットとかよくできるなあ。
こういうところが勝負強さなのかもしれない。
怖くってそんなことできないと思うけど、普通。。。
ファイナルはクエリー落ちてきた
ファイナルは錦織圭がブレークを先にして主導する感じ、それでもクエリーもまだ諦めない。すごいショットが入るんだけど、ラリーでの動きが少し悪くなってきたし、凡ミスもでてきた。最後のクエリーのサーブを錦織圭は最後リターンエースでブレークして6-3錦織圭の勝利
最初のセット錦織圭が落として、あと実力がでて挽回したみたいな感じで捉えられないこともないけど、要所要所で的確なプレーを出せた錦織圭の幅広い技術、そして最後までペースの落ちないフットワークの勝利だろうなあ
決勝の相手はワイルドカードのテイラー・フリッツ
決勝の相手は、ワイルドカードから決勝まで進んできた、テイラー・フリッツ
18歳の今大躍進中のプレーヤー
相手は錦織圭に対して、打ってくることは確かだろう。負けてもともとだから、
これがいやなんだなあ。今回のメンフィスのコートは去年よりも球足が遅いらしく、それは錦織圭にとってはかなりプラスに働きそう。エースは取りにくくなるんで、展開で攻められる錦織圭のほうが、若い選手よりは有利だと思う。
ただ、上り調子の選手は恐ろしいから、どんな試合になるのか、明日もドキドキです