全豪オープン2016は、ベスト8でジョコビッチに負けてしまった錦織圭ですが、2月8日から去年まで3連覇しているメンフィスOP250が始まります。
今年は一気にランキングをアップしたい錦織圭ですから、去年優勝しているメンフィスを4連覇していきたいところです。
錦織圭は第一シードで登場
組み合わせ(ドロー)はすでに発表されていて、第一シードで登場
ランキグとしては錦織圭がトップ、第二シードで出場予定のアンダーソンは怪我でウィズドロー
優勝の可能性がアップしたといえばそうなのですが、それだけに確実に優勝をしておきたいトーナメントになりました。
攻め急がずに攻めることが必要
全豪オープンでのジョコビッチ戦で錦織圭の課題の攻めなければいけないけど、攻め急がないというところが全くうまく機能せず、攻め急いでジョコビッチが苛々してきて絶好の機会にも、自滅といえるミスでジョコビッチを立ち直らせてしまいました。
もちろん相手がジョコビッチだからということはあります。
しかし、ジョコビッチに勝たないと、4大大会優勝の可能性はありませんから、現在トッププレーヤーのジョコビッチ対策はマイケル・チャンコーチとともに日々対策しているところだと思います。
錦織圭のプレースタイルはフェデラーと似ていると言われています。それは勝っている時にももっと攻めるというプレースタイルのことなのですが、フェデラーは格下に対しては大切なところではペースを落としてポイントを取り、厳しい相手に対してはもっと攻めていくプレーをします。
攻めるプレーヤーでも錦織圭はその安全さがまだまだ少なく、格下に対して攻守のバランスがうまくいかずに競ってしまうことがけこうあります。フェデラーはめったに格下に対して競りませんね
全仏に向けて調整しながらポイントを重ねる
次の4大大会は全仏オープンです。全仏オープンは球足の遅いクレーコートなので、ハードコートの全豪、全米、芝生のウィンブルドンとまた違うテニスを求められます。
球足が遅いために、ミスがすくなくなり、ラリーが長くなるのがクレーコートの全仏オープン。そのためにもラリーではミスをすくなくし、ポイントを取りに行くところでは素早く攻撃的なショットをタイミング早く繰り出すという、言うのは非常に簡単ですがかなり難しいことをしないと勝っていくことはむずかしくなります。
そういう調整をしながら、ハードコートのメンフィスもそうですが、ハードコートの試合でポイントを重ね、次ヨーロッパシリーズのクレーコートでの対策をしていく必要があります。年間で勝つということは、そんな難しさがあります。
26歳になった錦織圭、勝負の年となる
若いと思っていた錦織圭もすでに26歳
日本人は西洋人より若く、多少長くプレーできるといわれていますが、ハードなツアー生活を35歳までできるわけではないと思います。あと何年プレーできるかわかりませんが、ピークの年齢になってきています。
26歳から28歳、いっても30歳くらいまでが技術と体力がうまくマッチした年齢ではないでしょうか、フェデラーは35歳でなお世界のトッププレーヤーですが、錦織圭はフェデラーほどの技術はまだまだありません。そのフェデラーも膝の手術をするそうですから、錦織圭は今のうちにトップ4に入っておきたいところです、そこからトップ4トップ3を数年維持していくという感じがベストだと思います。
そう考えれば今年一気にトップ4、トップ3にジャンプアップするべき勝負の年となるでしょう。その今年を占う大切なトーナメントがメンフィスになるのではないでしょうか。