北杜市の太陽光発電でパネルがそこらじゅうにあって景観がよくないとか自然を壊しているとか報道されているとのこと。それは確かにそうです、主要幹線道路にはそれほど多くないですが、幹線道路じゃないところだとそこらじゅうに太陽光発電ができています。事業用の太陽光発電が悪いかというと自然エネルギーを電気に変えるわけで自然でエコということはあるので一概に悪いというわけじゃないです
太陽光発電での問題は事業用
家庭用の屋根に設置する形の太陽光発電の売電が問題になることはなく、屋根に設置するからまったく問題ないから、事業用の規模の大きな太陽光発電が問題になっている。畑とか原野とかを伐採して、そこに簡単に設置した太陽光発電、こちらに着てみてもらえばちょっと道から入ったところに、とてつもなく大規模な太陽光発電や、中規模の太陽光発電が乱立していることはすぐわかってもらえると思う。もとある畑を有効利用というのはそれほど問題ないと思うので、森林を大規模に伐採してという大規模事業用の発電が問題になっていると思う。
北杜市役所では強制力のある策はとれない
北杜市の大規模太陽光発電の最初は北杜市が始めたメガソーラがたぶん大きなものが初めてだから、あまり強くでれないところはあると思う。しらくらまさし市長の親族がどうのこうのという噂もあるけど、真実はわからない。問題はその数が膨大に増えてしまって景観の問題とか、太陽光発電ができることで、移住してきた人が景色が悪くなるとか土地や家の売却価格が太陽光発電が隣にあることで下がってしまうという問題が大きいのではないかと思う。
さて、実際これだけの問題になっている北杜市の太陽光発電問題、市役所としてはどうしているかというと
https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/komoku/shisei/ondanka/1409276875-96.html
指導要綱という形で強制力のあるもんじゃない
建ぺい率とかは問題になる場合じゃないらし
強制力はないし、作ってしまったものは撤去するわけにもいかないし、これからまだ2倍位できるはずだが、計画されているものが中止になるわけがない、融資とかお金の問題になって市が強制的に撤去や中止に持ち込むと裁判になるんだと思う。
なぜ北杜市にこんなに太陽光発電ができるのか
北杜市に太陽光発電が沢山できている理由の一つは日照時間が長いこと。そして気温がそれほど上がらないこと。気温が30度を超えると太陽光発電の発電効率が落ちるのです、北杜市は30度は超える日がありますが、甲府や東京にくらべると少ないといえましょう。
そして土地が安いこと。いくら優秀な太陽光発電装置があっても、土地の代金が高かったら太陽光発電をしても収支があわなくなってしまいます。その点北杜市には木を伐採して整地すればいい安い土地はたくさんあります。しかもとても広い森がたくさんありますから、伐採整地のコストはかかりますが、かなり安く広い土地を購入や借りたりすることが可能だと思います
あと北杜市に限らないのですが、農地(畑)を持っていれば、農転をかけて事業用地にして太陽光発電を始めることがとても簡単にできるのです、それは銀行が土地さえもっていれば太陽光発電に対してほぼ頭金なしで融資を出してくれるのです
もしかしたらこれが北杜市に太陽光発電が増えた最大の原因かもしれません。
銀行としては土地を持っていて、太陽光発電をつくればよっぽどのことがない限り融資を返済していくことが可能だと見ています
太陽の光なので、景気も関係ないし流行も関係ない、太陽が照らしてくれれば国が決めた売電価格でお金が振り込まれてくる
だから銀行は確実に利息分の利益を確保する最良の案件が太陽光発電なのです。
確実に儲かり、銀行にとっては融資を確実に回収でき、自然の太陽光を使って空気を汚さずに発電できるのだからとてもいいとは思う。しかし程度問題で、たとえば八ヶ岳の山全部が太陽光発電パネルで覆われていいのか?といわれるとそれはそれで問題あると思う。
市役所に問題を押し付けるのもどうかと思うが、制限できるといえば市や県や国しか対応ができなく個人での問題解決はほぼ難しいといえると思う