メンフィス決勝 錦織圭VSフリッツ 錦織圭は強かった メンフィス4連覇達成

2016メンフィス決勝 錦織圭 VS フリッツ
フリッツは18歳の高校生でチャレンジャーで連勝を重ねている米国期待の選手。
ファーストセット、錦織は最初のサーブをブレークされ0-3からフリッツのサーブをブレークしてそこからは、錦織圭のいつもの試合。
錦織。メンフィス4連覇達成

フリッツはジュニアとは思えない完成度

フリッツはまだ18才の高校生なですが、ATPツアーの下のチャレンジャーでかなり連勝している選手で、今大会はワイルドカード(主催者推薦)そこから決勝まで勝ち進んだ選手。

錦織は去年の年末フリッツと練習もしている。

ファーストセットの錦織圭の最初のゲームを落としてしまい、0-3になってしまう。絶体絶命かと思ったのですが、フリッツのサーブをブレークしてからは、競るものの、完全錦織圭のペースになってきた。

ただフリッツのここぞというときのサーブ、フォアハンドなど18歳とは思えない完成度と爆発力。錦織圭のショットが甘くなってしまうと一発で決められてしまう怖さがある。

フリッツの課題は体幹

錦織圭とフリッツを比べると、ひと目で錦織圭の体のほうがしっかりしていることがわかる。
フリッツは18歳のスリムな長身の選手という感じ。ストロークもしっかりしているのだが、左右に振られた時に、特に両手打ちのバックハンドで振られると上半身が前に突っ込んでしまう。

その分コートカバーも遅くなり、フットワークのリズムが乱れてしまうように見える。

その点錦織圭は振られても上半身はまっすぐで、その分戻るのも早く、結果コートカバーリング力がフリッツとは段違い。
このもっとすごいのがジョコビッチ、苦しい体制でも全く上半身が倒れたり反ったりせずに、苦しい体制からでもエースを取ることができる。

フリッツにそのフットワークができる体幹ができたら、すごいだろうなあ。

錦織圭の試合運びが勝った完勝

フリッツとの決勝戦、序盤ブレークされて苦しい立場になってしまった錦織圭だが、フリッツのサービスをブレークしてからは、ポイントやゲームは競るものの、ここぞというところでの力の入れ具合はやはり試合経験というか、さすが世界のトップ10と言える試合運びだった。

見ていてまったく危なげなく、最後エアーKで占めたところはさすが。

ハードショットならフリッツのほうが上の場面も多々あったものの、総合力戦略、ポイントポイントでの対処となると、フリッツを完全に上回っていたといえる。

錦織圭はメンフィスで4連覇を達成し、ここから全仏オープンに向けて調整し、去年を上回る成績、そしてトップ3へとぜひ進んでいって欲しい。

コメントを残す