マリア・シャラポワがドーピング検査で陽性反応、数年の出場停止の可能性も

マリア・シャラポワがロサンゼルスで7日記者会見を開き、全豪オープンのドーピング検査で陽性の反応があり、メルドニウムという今年から禁止薬物に加わっていた薬の陽性反応がでたという。シャラポワはこんな形で選手生活を終わらせたくないと語り、全ては自分の責任と言った。

強靭な精神力に驚いた

ドーピングに関してはよくわからない部分もあるが、重大な問題であることはわかる。それでもシャラポワは選手生活を続けたいという強い気持ちをもち表した。それがすごいと思う。もうシャラポワも28才、最近は故障続きだし優勝もあまりできない。今回の記者会見は引退の発表だろうといわれていたが、そんなことはなかった。強い気持ちを前に出した。

普通ならショックを受けて、申し訳ございませんでしたという記者会見でもおかしくない。それじゃあ政治家みたいだけどね。
それがシャラポワはまだまだやるという強い気持ち。現実はどういう判断になるのかはWTAの問題になるとおもうけど、シャラポワの歴史に新たなドラマが加わったことは確か。

きっと、彼女のことだから10年後には今より素晴らしい結果を出した選手として讃えられていると思う

スポンサーのナイキは契約一時中断

これはいたしかたないのだが、シャラポワのウエアとシューズのスポンサーのナイキは、事実関係がはっきりするまで契約は一時中断という判断。もちろん発表前にナイキには情報はいっていたはずで、決まっていたことをニュースに出しただけ。最終的なWTAやドーピング検査の判断を待つしかないのだと思う。

シャラポワの契約先としては、ポルシェとタグ・ホイヤー、ラケットがヘッドだったと思うがそれらの契約先はどうするんだろうか?シャラポワのウェアはいつも素敵でかっこよくて目立つから、ナイキが契約を一時中断というのはわからなくもない。

メルドニウムは今年から禁止された薬物

今回ドーピング検査で引っかかったのはメルドニウムという薬、これは今年から薬物禁止リストに加わったもので、シャラポワとしてはそれを知らなかったのは私の責任と言っている。

ニュースを読む限り、医者に処方されるもので、飲み続けることで明らかな運動能力のアップが見込まれるとのこと。こういうのは難しいところだなあ。過去に風邪薬かなんかを服用したらその中に禁止薬物が入っていたというのはあるけど、今回の場合は去年まで問題なかったものが、今年はだめでそれをシャラポワが知らなかったという話になる。

でもねえ、穿った見方をすると、WTA側としてシャラポワを出場停止にするのにも、メルドニウムという今年から禁止された薬物で出場停止は世間的にもよろしくない。なので先にシャラポワに記者会見で謝罪させておいて、そしてWTA側としてはお咎め無しとなるんじゃないかなあ?という希望的観測でもある

そしてシャラポワの第二幕が始まるってなるようなきがする

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