2016マイアミオープン準々決勝、ガエル・モンフィスVS錦織圭フルセットでモンフィスにマッチポイトが5本、それをしのいで錦織圭が勝った。見ていて疲れ果ててしまった。負けたモンフィスが最後笑顔で錦織圭を抱きしめるシーンは感動モノだ。
モンフィスが精神的に安定してきた
テクニックも充分あるし、身長も高くサーブもいい、しかも運動能力がずば抜けていいのがモンフィス。それだけだととてつもなく強い選手のように聞こえるが、今までのモンフィスはメンタルに問題があって、ちょっとしたことで簡単な明らかなミスを繰り返すようになるすぐ崩れる選手だった。崩れるまでは凄いプレーをする選手だ。
すぐやる気がなくなってしまうモンフィス、今年は違うようで精神的に安定して粘り強くプレーしてきていて、そのかいあってATP1000のマイアミオープンでは準々決勝まで勝ち上がってきた。
精神的に安定したモンフィスはすごく怖い。とんでもなく凄いショットもあるし、高い身体能力でコートカバー力も抜群。いままでのモンフィスなら錦織圭は簡単に勝てたと思うが今日のモンフィスは違った。
ファーストセット錦織が先にブレークされ落とす
ファーストセット錦織圭が先にサービスをブレークされる。ブレークバックするも再度ブレークされ4-6で錦織圭が落とす
セカンドセット、錦織がブレークしてあとキープ
セカンドセットは錦織圭が先にブレークして、それぞれあとのゲームはキープで運び6-3錦織、いい感じになってきた
<ファイナルセット、錦織ブレークするが/h3>
ファイナルセット、錦織がモンフィスのサーブをブレークして4-2になるが、そこからモンフィスが錦織圭のサーブをブレークして、5-4モンフィスリードで錦織圭のサーブ
最初に錦織圭のドロップショットが決まらず、次ダブルフォールト、気持ちが入らないプレーで0-40モンフィスに3本のマッチポイント
なんとか40-40
なんとか錦織圭が取って5-5
モンフィスはあっさりキープ、そして5-6錦織圭のサーブ、ここでもマッチポイントがモンフィスに一本あったが乗り切る
そしてタイブレーク
流れはすでに錦織圭、組み立てができてきている。しかし最後のショットでミスをすることがある
しかしモンフィスは疲れ果てていて、フットワークがもうよくない、走って打つことができていないし、リターンやストロークもブロックする打ち方が多い。
タイブレークは先に錦織圭がミニブレーク、一回ミニブレークされたが、結局7-3でタイブレークは危なげなく勝った
しかし見ていてもこちらが疲れてしまうほどとてつもない試合だった。
試合後の握手、ネットを挟んで錦織圭を抱きしめる笑顔のモンフィス
いい男だ。精神的に安定してきたモンフィスは必ずやトップ10に入ってくれると思う。そしてこれからモンフィスのことも応援するよ